文書作成日:2016/04/12

4月より始まった「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーン

 昨年、厚生労働省はブラックバイトに関する実態調査を初めて行い、その中で、学生アルバイトのうち約6割が何らかのトラブルを経験しているということが明らかになりました。そして今年に入ってから、ブラックバイト対策のための自主点検表を公開し、4月からは「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンをスタートさせています。そこで、今回はこのキャンペーンの内容についてとり上げましょう。

1.主な取組内容
 今回のキャンペーンは4月から7月にかけて行われます。この時期は新たにアルバイトを始める新入学生が多く、アルバイトを始める前に労働条件の確認を促すことなどが目的とされています。主な取組内容としては、以下の3点が挙げられます。

[1]学生向けの「労働条件通知書」を掲載したリーフレットや、具体的なトラブル事例を盛り込んだリーフレット等の学生への配布、大学等での掲示による周知・啓発を行う
[2]都道府県労働局による大学等への出張相談の実施する
[3]都道府県労働局及び労働基準監督署に設置されている総合労働相談コーナーに「若者相談コーナー」を設置し、学生からの相談に重点的に対応する

2.主な取組内容
 [1]の学生向けのリーフレットとして、「アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント」が公開されていますが、この中に学生アルバイト用の労働条件通知書の雛形が掲載されています。これは昨年、厚生労働省が実施したブラックバイトに関する実態調査で、労働基準法で規定されている「労働条件通知書」が交付されていないと回答した学生が多かったことを受けた対応となっています。そして、この労働条件通知書には、「※シフトの設定(始業・終業の時刻、休日、勤務日など)に当たって、学業とアルバイトの両立に配慮してください」という文面が記載されています。労働トラブルの発生を未然に防ぐためにも、そして、学生アルバイトに安心して働いてもらうためにもきちんと労働条件を通知していくことが求められます。

 いまの時代は学業とアルバイトへの両立についても配慮していくことが求められています。思わぬところで、「ブラック企業」というようなイメージがつかないためにも、労務管理の重要性が増しています。

■参考リンク
厚生労働省「「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを全国で実施」

厚生労働省「アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント」


※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。